DJ KRUSH 1995
ユーズド価格が6000円を越えているKRUSHの2ndアルバム。どれもシンプルな音作りで、まるでソリストが現れるのを待っているようだ。でも、ここに入っていける演奏者がどれだけいるだろうか。シンプルだけれど、音と間が対等に組み合わされているようだ。
こうしたリリシズムを KRUSH という人はどうやって手に入れたのか。音を作ることで、他の音を呼ぶことのできる人。まさにオンガク的なターンテーブリズム。DJ KRUSHの生み出す音世界が日本らしいのかどうか、日本人であるがゆえに(!?)わかりゃしないが、容易には作れない独特の方法論がたしかに存在するだろうってことがつよくうかがえる一枚だ。
一言でいうと強い。KRUSH の作品を聴くと、人はオンガクにおいては孤立しながらもけして孤独ではないのだ、ということをいつも教わる。
1.イントロ
2.ルネイション
3.ファックト・アップ・ペンデュラム
4.ケムリ
5.ループ
6.サイレント・アンガー
7.インターリュード
8.ディグ・ジス・バイブ
9.イェ
10.トゥ・ジ・インフィニティ
11.ナイトメア・オブ・アンガー
12.ドント・ユー・ミス
13.トゥ・ビー・コンティニュード
14.エグジット・トゥ・エントランス