曽我部恵一 2003.6.25
バンドが終わってソロで残りつづけるのはかなり困難だ。だけれどそのなかから残る人はかなり良質であり、独自の道を行く人たちであることをここ何年かで知った。サニーデイ・サービスを終わらせた曽我部はどうか。ソロ第2作、計49分15秒。ライナーの詩的な文章以外はM8「愛のかけら」しか歌詞は記載なし。
サニーデイ時代を思い起こさせてくれる情景+あの娘モノのM4は、ファンにはちょっと嬉しい。いまの曽我部風味のサニーデイだ。M8は現代日本版「毛遊び(もーあしび)」ソングだと受け止める。かつての沖縄で若き男女が浜辺で作っていたラヴな空間のうたであると。M9は70年代を思い出させるようなブルーズ。エンケン風味だな。2000年代版「96粒の涙」的なM10。
1.瞬間と永遠
2.White Tipi
3.もしも
4.She's a Rider
5.NEW LOVE
6.浜辺
7.FIRE ENGINE
8.愛のかけら
9.道