文楽 仮名手本忠臣蔵
九段目 山科閑居の段
竹本住大夫のお話
櫓下のやましろのしょうじょうもやらなかった。
鶴沢寛治がこれがうまくいかんねん、と何度も練習していた
九段目は時代物だが、前段は人情物。
もう開き直って基本に忠実に素直にやること、これしかない
素直にやっていたら、そこになにかが出てきますわ
吸う息、吐く息
息がお客さんに伝わったら、お客さんもなにかを感じてくれますわ
太棹三味線の音はかなりガラーンとした感じでギターで言うとリゾネイターみたい。なにしろ一本でやるのだからこれくらい馬力がないとつらいんだろうな。