なぜあんなにも『ダ・ヴィンチ』創刊の時に萌えたんだろう。いまとなっては思い出せぬ。買って読んだらなんだよ広告と素人文章ばっかだな、と思った気がする。これはいまもなお変わらない。勝手に本好きのための『anan』だと。これも最近読まないねえ、中山美穂表紙の時は買ったゾおれも。
最新号の呉智英、連載で「はだしのゲン」が出てくる。内容はお約束の石子順叩きと、なんともあっさりしすぎの「好評価」。まあこの人いつもそうだよね。近田春夫の「考えるヒット」ばりにとってつけたようなマッカーサー本の紹介と。
で、そこに載っていた『ゲン』は、あれは別役実の『象』の元だね。このケロイドをみせて、オレをイジメた奴らに忘れられないようにしてやる、と言ってゲン達に大八車を引かせる男。顔の右側と背中にかけて甚大なるケロイドがある男。呉さんいい加減大きな仕事をして欲しいですよ。