高中正義 1998.7.8
いやあ、夏っていえばこれでした。これさえあれば涼しくなれる。さすが夏を知っている男だ。高中氏はニッポン最強のエレクトリック・ギタリストのひとり。あのジェフ・ベックからブルーズ・フィールを引っこ抜いてサンタナを足したような音色とメロディ・ラインは15秒も聴けばそれと解る程である。
でも、これはそういう弾きまくり弾き倒して終わるというギター小僧だけ大喜びというのとはまったく違い、ひとちのコンセプト・アルバムといって良いちょっと特別編。テーマは夏だろう。ここには高中氏の体験してきた夏がそのまんま入っている。この枝豆の冷製スープ色みたいなジャケッツもシンプルの極致で素晴らしい。
で、この盤がサイコーなのはなんといってもボムクラの原田郁子が一緒にやっている曲が2つ(M4、6)もあることだァァ。もちろん高中トーンも入りまくっているのでお子ちゃまでも大丈夫ヨ。いつかナベサダとか今野英明とか、畠山美由紀とか、ウェイン・ショーターとかとやってくんないかな。
1.
家路
2.Beach
3.
Sunshine in Blue
4.
MIDO
5.Super Band
6.
ふうりん
7.
Pipe Creek
8.Five Shooting Stars
9.Summer’s Gone
10.Butterfly Bones