「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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第六話 【羅針盤が必要だ】 十六世紀西洋の偉大な発明と進歩。印刷と火薬と羅針盤。一つ目は「概念」を生み、二つ目は「戦い」を、三つ目は「新しい世界」を生みだした。「概念」が溢れ、「戦い」に満ちた現代、ただ「新しい世界」だけはまだまだ新鮮だ。 「西へ進め」という信念を勇気でもって「新世界への出会い」に変えたクリストファ・コロンブスは羅針盤を信じた。「途轍もない終わり」だったはずの未知は、当時最新の概知であった羅針盤で出会いの対象となった。それまでは想像のつかなかった世界へこぎ出そうとするとき羅針盤が必要だ。確固とした基準をもち、未知に対して概知を信じる勇気を力づけてくれるから。もう全てに飽き飽きだ、なにか新しいものが必要だ、そう思った彼の羅針盤たる人はどこにいたか。池袋のデパート、七階の休憩所で彼はクッキーを一緒に食べ、コーヒーを飲みながら彼の羅針盤たる人の言うことを信じるに足る、と思いつつ、信念を保持する勇気を得たのだった。 第七話 【笑顔の落とし物】 彼女は「笑顔」を落としてしまった。失くしたわけではない、彼女は「盗られた」というかもしれないから。デパートでは一日に何件か「遺失物」が出る。店内で落とされた、あるいは忘れられたものというのが全て一階の五番地に集められお客様にはそこに行って頂く事になる。がそれは店内でお客様が落とされた・失くされた場合である。人生というものを生きる人々はときに何かを落としたり失くしたりすることがあるけれど、こちらの場合お客も店員も、違いも区別もない。申し訳ありませんが最寄りの販売員に、というわけにはいかないのだ。デパートはあくまでお客様に楽しんで頂くためのショッピングモールである。もし人生で大事なものや大切な何かを失ったとき多くの場合それはもう戻ってくる事はない。どうにかする方法を教えてくれる人はいない。けれどデパートというシステムが与えてくれる「笑顔」の価値は疑われるべきではない。また池袋で待ってるよ!!
by maru-eo
| 2005-08-15 21:02
| 『池袋デパート哀歌』
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