「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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Bonobo 2003 サイモン・グリーンという人 ↓ がやっているソロ・プロジェクト Bonobo の2ndアルバム。 一言でいうと凝ったアンビエント・ミュージック。つぎはぎしたビート、コンピュータ処理されたストリングス、琴やシタール、エレクトリック・ピアノが重ねられる充実した音の風景の向こう側に佇む一頭の猿の姿が見えるようだ。どこかの山奥の森の中でデっかいヘッドフォンをした賢すぎる猿が壊れた機械を駆使してうたう歌。けっこうしっかりとしたビートを刻むアコースティック・ベースが人間らしさを感じさせてくれる以外は。暗くもなく明るくもなく、そうした感情レヴェルを切りつめ、押し殺して、じっとこちらの様子をうかがっている。ダラダラ続けずに一応1曲ごとにメリハリがあるのがおもしろい。コンポーズへの意志はある猿。 多くの人はBGMとして聴くのだろうが、どうにも静かに奏でられる彼の歌には猿の呪いみたいなものが込められているような気がする。 狂わないために、賢く音楽を生み出すために猿に戻ったヒト。存在自体が抽象的な壊れそうな脳ミソのためのコンピュータ音楽。なかなか言葉のずいぶん先を行っているこうした音楽への論理的アクセスは公式サイトが早道だろう。本作に関してはここにプレス・リリースが載っている。それによるとたとえばコンピュータが歌うM7は「郵便屋さんのダヴ」 ! だそうだ。 最近は山から下りてきてライヴもやっているらしい彼のブログはここ。 Tracklist 01 Noctuary 02 Flutter 03 D Song 04 Change Down 05 Wayward Bob 06 Pick Up 07 Something For Windy 08 Nothing Owed 09 Light Pattern
by maru-eo
| 2005-08-16 13:38
| ●○オンガク漂流○●
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