「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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ジョシュア・レッドマン 2002 ジャズ好きにはデューイ・レッドマンの息子、それ以外のヒトにはブランフォード・マルサリスと並ぶ若手サックス奏者の注目株の人と紹介すりゃいいのかな。父のデューイはオーネット・コールマンとやっていた人。 ジョシュアは1969年生まれだからベック・ハンセンと同年代の人である。91年デビュー。ベックよりも3年早い。もともと自分のサックスだけでア・カペラのようにリズムを強く打ち出すソロみたいなのも吹いていた人だが、ドラムズのバーナード・ブレイド、鍵盤のサム・ヤエルと組んで本格的に全力始動を開始。同じメンツの名義のグループYAYA3(ヤ・ヤ・キューブドと読むらしい)との違いはなんなんだ ? こっちのほうが約3月早いリリースだけれど聴いていないからわからない。サム・ヤエルはノラ・ジョーンズとも一緒にやっているらしい。これまでイマイチはっちゃけられなかったジョシュアがいい仲間をみつけたと。 というわけなのでこの盤は驚くべきことにベースは入っていない。代わりにウーリッツァーやハモンドB3、フェンダーローズ等をあやつるサム・ヤエルが足鍵盤で弾いている。プロデュースはジョシュアとマット・ピアソン。 ジョシュアの魅力は流麗なアドリヴあるいは超絶技巧というよりも、体育会系的な運動性である。それがこの手練れ二人と共にうまく引き出されている。なんともリズム・コンシャスな作品集だ。全身リズム・サンプルのようなブライアン・ブレイド、リズムを鳴らしつつ、多彩な音色の尾ぶりを入れまくるサム・ヤエル。M5はまるで自己修養のようにアドリヴを聴かせつける。静かに煽りつづけるヤエルとブレイドが大人でイイねえ。揉まれてがんばるジョシュア。 このところジャム・バンドが大流行だが、ああいったロック・ルーツと思われるダラダラやっちゃいますよ~的なダルさに対抗する、ジャズ的運動性と知的挑戦があいまったなかなかの刺激的な作品といえる。「ブギーラスティック」と名付けられたM7はジョシュアのあまりおもしろくはないシンプルなラインの上でブレイドとヤエルが聴かせる。バスドラ、スネア、シンバルと3人で叩いているようなブレイドのタイコが楽しくてイイ。一人ビッグ・バンドのようなヤエルも楽しい。6分30秒過ぎのヤエル。これならベーシストは必要ないよね。 M9はまさにジョシュア・スタイル。前のめりのリズムを自分で打ち出しつつライ麦畑をかき分けて進むようなリズム・ジャズ・チューン。この関節がガクガクする感じ。嫌いな人は嫌いだろうなあ。まあこういう個性なんです。 M12はいろいろひっくめて集大成を感じさせる清々しい挑戦の曲。飛び立つ3人からのストレート・アヘッド・ジャズへの餞別だな。 これがワーナーでの最後となる9作目。次の最新作にして10作目となる『モメンタム』(2005.6.8)はなんとノンサッチ・レーベルへの移籍第一作らしい。聴きたし。がんばれジャズ・ミュージシャン。 1.Molten Soul 2.Jazz Crimes 3.Long Way Home 4.Oumou 5.Still Pushin' That Rock 6.Can a Good Thing Last Forever? 7.Boogielastic 8.Unknowing 9.News From the Front 10.Letting Go 11.Birthday Song (Intro) 12.Birthday Song 【評価】:★★★★★★★☆☆☆
by maru-eo
| 2005-08-20 16:53
| JAZZ
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