「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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■「プロジェクト福山雅治」とフクヤマという可能性。 かっこよくておもしろくてふつうにエロい、イイ男 福山雅治である。 オレはガキの頃に彼の「オールナイトニッポン」を聴いて以来、ふつうにファン“のような者”だが、今回の情熱大陸では「かっこいいだけじゃない」という視点。ファンにはいまさら ? というのもあるのだろうが、そのへんの視点がまた「情熱大陸」なのかなと。「かっこいいだけじゃないアイドル」に驚き、話を聞くという。じつに人当たりの良いドキュメンタリー番組である。 * * * 写真家 植田正治と出会いともにいることによって「はじめてアマチュアになれた」。 ああ、発表するとかしないとかじゃなくて曲作って良いんだ。 誰に忘れられてても、家にギターがあれば弾くんですよ。 奥さんがいて、子どもがいて、天気が良ければ、そういう曲作ろうかなってなるんですよ。 10種競技のすごい人だが世界記録はない選手みたいなもの ? マネージャー:今年は世界記録録りますよ 福山雅治:いや、たぶんそれは無理ですよ、わははは。 植田正治曰く「若い頃に福山さんほどのまじめさが合ったなら、と思うんです」 * * * まずもって肌がきれい。それでいてキムタクのような野卑さももち、尾崎豊のような純粋さももちあわせている。それをまとめて自分というプロジェクトに注ぎ込む。また植田正治というところがおもしろい。植田氏を撮っている福山を撮っているのはハービー山口。 植田正治メモリアルでオルゴール用に作曲した。 少しの理解と大きな誤解、それらをひっくるめて「いつもそういう風に進んでいくんじゃないかと思いますよ」「誤解と誤解が重なり合うのがエンターテイメントだと思うんですよ」 プロの中にアマチュアの心が同居している---というまとめ。 オレはヘタレた男の子だからフクヤマに熱狂することもないし、必要とすることもない。彼の言う「アマチュアである自分を発見する」というのは、どちらかというと広告代理店的な立ち位置からなされるだろう。ファンはそうしたアマっぽさに惹かれつつ、エンターテイメントに酔うのだろう。それはプロジェクトとして理にかなっているし、本人が上記のような認識に至ることでギリギリ完成させることのできた希有なエンターテイメントなのだろう。 彼の音楽にだけフォーカスすると、つまるところそういう人の作る曲や歌が音楽がそのまま作品になっている。まったくもってふつうに才能のある人が家でギターがあって、あったら弾くんですよ、曲を作っちゃううんですよ、というたぐいの作品である。だけれども、それも彼がデビューからイマまで培ってきたスタイルの中での音楽なのだろう。 * * * 福山雅治というプロジェクトにはあまり興味はないけれど、そうしたプロジェクトの中心にいてバリバリ動かしている人のこれからはどうなっていくのか。フクヤマ・プロジェクトはニッポン人が総中流化の末に生まれた完成度は高くないが、それゆえに強固な関係性に支えられた貴重なシステムであるだろう。ジャニーズが産業としてあり、俳優たちや音楽家が職人としているようななか、それらと同居してメディアの中にいる。きっと彼のプロジェクトの半分はその完成度の高くないところを認めて、心やすくなっていることを喜ぶファンの支持だ。いわば、彼はスターやカリズマに対するロマンを必要としないタイプのタレント(才能)だ。大概がファンにロマンを売り、夢から覚めさせないことで金を生み出している古いタイプの産業としてのタレント(ホントはそれはタレント=才能とは呼ばないと思うが。実質的にはホントは他の誰かでも良いんだから)のなかで、フクヤマはすいぶんあたらしい。あとはオンガクだ。 彼のオンガクははっきりいって気安すぎる。ナンノ刺激物もないただの水のようなモノだ。元々のファンには貴重なノベリティーだろうが、一般人にはないも同じである。観たことないが写真と似たような感じか。でもSIONといっしょにやったりする自由さは貴重だ。他の誰もしていないことができるってことには代え難い可能性があるってこと。この人が年を重ねて、「これがホントにやりたかったことなんだあああ」とはっちゃけるときがクルとして、そのときに何をしているのだろうか。もしオンガクであるとしたら同時代のオンガク好き 兼 ちょっとしたフクヤマ好きとしては本望であるし、楽しみだ。
by maru-eo
| 2005-08-22 00:02
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