「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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■ファンタジーを越えるのは誰? 『決勝戦直前!PRIDE女祭り』はフジテレビ系のアナを含む女性陣がPRIDEを語り倒すという番組。選手への新しいキャッチフレーズ付け、選手のお絵描き、恋人にしたいのはアンケート、試合の予想等じつに企画立ちした充実した内容。女だけになったほうがみな美しいのがたのしい。男は女越しに女を眺め、女は女越しに女を眺めると。格闘技番組の祭りらしく女も闘っている。アイドル好きにとって貴重なファンタジスタと化している宮地真緒もよかったぞ。 * * * いまプロレスの100倍おもしろくなっているメジャー格闘技が抱えているテーマは、ファンタジーをいかに越えるか、であるだろう。猪木プロレスが培ってきた世界最強の男というファンタジー。(つまりニッポンでは「世界最強の女」ではダメなのだ)が、すれからしのこの幻想を凶暴そうとかデカイとか筋肉すごい、やっぱり東側のやつはヤバイ、動きが速い、等々のファクターで代わる代わるてこ入れしてきたわけだが、もはやそれも賞味期限切れで、そろそろヤバイと。 女性陣はそうしたすれっからしも認めつつ、ところどころにそうではないものを求めている。いわく「やっぱり勝つところが見たい」。ファンタジーをはぎ取られたところで、何が問われるのかと言えばやっぱりそういうこと。 * * * PRIDE的に最重要事項は、最強シウバを倒すのは誰か。 オレの期待は断固としてヒカルド・アローナなンだが、それを桜庭は「地味で堅い」とサゲている。サクはいま必敗者として注目しているが、そういう彼自身が「ファンタジスタ」とというフレーズでまだまだ機能させられていることを考えると事態は複雑だ。勝てないファンタジスタと勝ちそうな地味なやつ。どっちをとるか。それと凶暴系シウバの勝利に対する飽き。 アローナのスタイルは確かに地味だけれど、そういう「PRIDE的にあたらしい」勝つための安定性をあたえる力を秘めていると思う。みなこれまでは「負けない」ことへの期待やら努力ばかり抱えてリングに上がっていた。UFCのオクタゴンはその安定無きところの緊張感でもっていただろう。そりゃムリなんだ。もう。いまも大部分の選手はそんな感じだが、ミルコの安定性はあたらしい。ミルコは強いアンディ・フグといった状態で、ほどよい緊張感と安定性が兼ね備えている。負けを感じさせつつ、勝っていくこと。その持続と、つねなる挑戦を彼は抱えている。アローナはミドル級におけるミルコの位置にいる。で、彼の闘いはまだまだ始まったばかりと。 桜庭予想はアリスター。「理由は決め技があるから」とのことだ。サクはまだまだ解説者ではないわけだけれど、シウバを越えるのに決め技があるからとはいかにもプロレスラーである。ファンタジーを越えるものはどこにあるか。それはようするにイマ強さはどのように生み出されるか、誰が強いのか、ということだ。 * * * サクのファンタジック・キックはアローナにあたらなかった。シウバは「アローナは目突きとかやるから嫌いだ、絶対勝つ」と息巻いている。なんともイイ子ちゃんな発言だが、たぶんシウバのこの怒りは本物だろう。二人は闘いに対するスタイルが違うのだ。勝たないと意味がないアローナは負けるわけにはいかない。誰が相手でもだ。そのアローナにシウバは怒りを表明して倒す、と言っている。 というわけで、シウバとアローナの真っ向対決はひさびさに男も女もやっている側も観る側もおもしろい試合になるだろう。その前説としてとてもよくできたプログラムだった。こういうことはTBSにはできないだろうし、テレ朝にも。世紀の一戦を前にしてバラエティーにたいするフジ・広告代理店的企画力・嗅覚がひさしぶりに発揮されたということだろうな。 ※オマケ ちなみに「恋人にしたいのは」アンケートで最多4人がアローナ。ルックス込みなんだけどリアルだと思うぞ。
by maru-eo
| 2005-08-22 03:04
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