いろいろと一部で話題になっていたアズマンガヒロキ氏の中央公論連載の「情報自由論」ですが、出版されることはないようです。以下、
ここから本人の説明↓
そもそも僕は、世間の評価ほど『情報自由論』を気に入っていませんでした。あのテキストについては、論壇時評でも幾度か話題になり、連載直後から単行本化の圧力が大きかったのですが、僕自身としては、あくまでも月刊論壇誌用のジャーナリスティックなメモに過ぎず、とても『存在論的、郵便的』『動物化するポストモダン』の次の著作として出せるものではない、という判断でした。
冷静な分析と、自己規定だと思う。
『動物』はもはや彼一人の著作というよりは、多数がこれからの言論を積み重ねていくための礎石だと思われる。ネクスト・ワンをナニにするかは非常に大事だ。もう彼は
『不過視』や
『不安』のときとは違うところにいる。
出版の代わりにネット公開するとのこと。いま満足いくように修正・加筆するよりは「
それならば別の本を書き下ろしたほうが早い」というのも心強い。ゆっくりと、今様のテツガク的ヒヒョウを世に問い続けて欲しい。アズマさんはオレにとってはJポップで言うと安室奈美恵と宇多田ヒカルを足したような存在で(意味不明)あるからさ。イマドキ珍しい身ぐるみ批評家だよ。
次にナニを出されるのかホントに楽しみにして待ってますよ~