「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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■「成長する」ってことは「生活しつづけてゆく」ということである・・・ マンガ原作者で文筆者としても成功している竹熊けんたろう氏が詐欺にあった話をブログ「たけくまメモ」に書いてらっしゃる。歩いている氏にバンで近づいて「この時計イイものなんだけど売れ残りで、すぐ会社に帰らなきゃならない」。だから「あんちゃんにあげる」。だからってわけじゃないけど「いくらか都合してくれないか」という話だった。 竹熊氏は「もらってもいいかな」と思いつつ「いくらも払えませんよ」と言ったら相手が何事もなかったかのように行っちゃった、という話。オレなんかは竹熊氏ほどの人生経験を積んでいる人でもそんなことをブログに書くんだ、と驚いたわけだが、「詐欺」とは言わなくてもそうした話はけこう転がってるんだ、という体験をお話ししたい。 いわゆる「ネズミ講」というのは、オレもよく知らないんだけれどたぶん、誰かが誰かを紹介することにより、一人が二人になり二人が四人に・・・、という計算式を地道に重ねていくと仮定した上で、その初めにいるアナタにはその人数×分の儲けがありますよ、というものだと思う。ヒトが人に紹介することでどんどん増えていく儲けをみんなで山分けしましょう。それがこうこうこうなった暁にはあなたにこれだけの儲けが自然に入ってくる・・・、とそういう旨い話。・・らしいということはみな知っているわけだけれど、それが実際にどういう仕組みなのかはよくわからないものがけっこうある。 * * * オレも産まれて初めてそういう話を聴いたわけだ。ついさっき。その話をした本人とは「もしのる人がいればみんなうれしい。きみがのらなくても構わない」と仲違いもすることなく収まった。なにか自分が「やりたい」ことをつづけていくために、生活が仕事よりも上にある人がいる。そうした人が空いた時間にやる稼ぎ(というか“シノギ”と言った方が良さそうな気もするけれど)の道としてはあり得る話なのかなあ、とも思った。ただ、下手すりゃかなりの確率で知り合いは減っていきそうな気がする。はじめてだから聴いたけど。オレに(が)された話をここに確認する。 まず「オレ」がいる。そのオレが「A」と「B」に将来有望なビジネスを持ちかける。ここで注意しなくちゃならないのはオレが紹介する(できる)のは「A」と「B」の二人だってこと。その「A」と「B」がそれぞれに「C」と「D」、「E」と「F」に話を展開していくとある一定の計算式によってできあがった「組織」の儲けによってオレにロイヤリティーが支払われる、と。こういうのを「ねずみ講」というのかどうかはオレにはわからない。ただ、その「組織」と言われるモノの発展形式がいかにも「ねずみ算」式だな、と思うくらいだ。元来、数式とか計算には弱い方である。たぶん肝心なのは紹介するのは「二人」でいいということなんだろう。とりあえず二人に紹介すれば、それが四人になり、八人になり・・・、そうしてできたわりあいにより、その「組織」を始めたオレにロイヤリティーが支払われるという。そこで売るモノがどうであるかはどうでもよい。とりあえず将来有望なサプリメントであるらしい。社会的知のないオレはサプリメントの意味さえよくわからずに尋ねてしまったしまったほどだ。 ようするにオレがナニをすべきかというと、月々1万5000円弱を支払いサプリメントを買うことによって会員になることだと、こういうわけだ。まずはそうするかどうか、だと。当然CDさえ公立図書館で借りて聴いているようなオレにはそんな金はない。月々の生活にも困ってるくらいなのだから。 * * * で、思ったことは、こうした金稼ぎシステムのいかに単純なことか、ということ。二人に紹介する、あとはそこからどんどん増えていく、それが最終的には全世界的な何十億(90億と言っていたが)の稼ぎになれば、キミ(つまりオレ)にはその何パーセントのロイヤリティーがあるよ、というのであった。これけっきょくのところ哀しいのは稼ぎ出される金がいくらなのかという夢想はおいといて、基本的には二元論だってこと。 オレが二人に紹介する→二人が二人に紹介する = 四人が四人に・・・・ というわけだ。見事にわかりやすいピープルツリーがどんどん展開していった末には大きな利益がキミにも・・、と。オレはどうにもなぜ、オレがたった二人にしか紹介できないのか、というところでこの壮大な仮説には断念してしまったわけだが、なにしろオレが習った営業の鉄則「お前の客は基本的にお前の客」というのに抵触しているし、彼が言うにはオレの客をその二番目、三番目に紹介していくことで「組織」は大きくなっていく、というのも意味がわからない。だってオレの客ならば、オレがそこから直接マージンを得ていいわけだろう、と。まあ、たぶんきっとようするにどんなにダメなやつでも、「組織」を拡大すればもうけがありますよ、といってその当人(この場合は「オレ」)に出資 ? させれば、そこから大いなる金儲けが広がっているというなんともシンプルにして夢想的なビジネスプランなワケだ。 * * * ある別の友人に言われたこと。「そんな話をされるおまえにもナニカあるんだよ」。う~む、たしかに。オレは日々金に困っているけどさ。「そんなところに勤めてないでもっと明るい話ができるところに勤めろ」と。たしかに。 オレは確かに日々の営業実績にあくせくするほどシビアな職場には勤めていない。そうして日々の金に困っている。堂々巡りの悪循環がある。だからといってさあ、そいういうことを言ってしまう人の気持ちもわかるような気もするし、そのビジネスモデルがあまりにも単純で夢想的なものだってこともわかるし・・・・。金のあるなしではなくて、もっと違ったフィルタリングにオレはかかったのだ、という事実。 どうやらオレもかなりむつかしいところにいるようなンである。もうイイ年ですからねえ。 みなさんももし小金が貯まっていてどうつかったらいいかわからない、といブルジョア階級でしたら満足いく話をする表現者 兼 営業マン(ウーマン)が来たら、時間の許す限り話を聞き、最終的に満足がいったら先物買いよりは直接的かもしれないので、その場でパトロンになってやってください。イマドキは世の中不況だし、ナニを作ったらよいかわからないくらい表現ジャンルは細分化しているしで、作る側もつらいんです。まあ、そんなことしている間に作品作れよってのもわかりますが、みんな切羽つまるんですよ。いろいろと。 嗚呼、オレが大富豪だったら、キミの才能に投資するよ、なんて言いたいのだけれど !! この総低流化(ごく一部が太ってくなんてオレにはとても思わない。みんなで沈没だろう ? )していくニッポンじゃそんなこと言ったら日々がんばって生き、生かしめている人たちに怒られますわな。そうした一方で働くエンターテイナー 兼 資本家のホリエモンみたいなのもいるわけだし。お兄ちゃん、オレは今日、仕事を探し始めたよ。
by maru-eo
| 2005-08-25 03:12
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