「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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セシル・テイラー 1962 There is no music without order - if that music comes from a man's innards.But that order is not necessarily related to any single criterion of what order should be as imposed from the outside.Whether that criterion is the song form or what some critics think jazz should be.This is not a question, then of "freedom" as opposed to "non-freedom" but is rather a question of recognising different ideas and expressions of order. by Cecil Taylor ライナーからわざわざ書き抜いたけれども、あまりたいしたことは言っていないようだ。ようするにジャズにおいて「フリー」を言うような輩は、聴いてみてツマラナければハイ、それまでよと宣言したも同じなんだ。だからこそ、どんな聴き手でも演奏者でも等しくアクセスできる。演り方が自由と言うだけではなく、聴き手も自由なのがフリー・ジャズである。 わりにオーソドックスにライオンズが吼えまくるM5「ワッツ・ニュー」を聴くと、テイラーのジャズ・ピアニストとしての特徴がよくわかる。この人はリズムが平坦である。ソロでは終始ブツブツ歌いながら弾いているが紡がれる旋律はあんがいと退屈なモノ。他の曲で聴かれる鍵盤を広く使ったワン・フレーズごとに始まりと終わりがあるようなダイナミクスを生み出せない。アタマん中で弾くべき音符が無尽蔵にわいてくるが故にリズムは殺され、ただ穴を埋めるような演奏になる。カデンツァのように音符を探し、ライオンズと一緒にその都度リズムを生み出していくような終わりの1分間には緊張感がある。 M6ネフィルティティの2ndはどうにも長いセンテンスを話せない子どものよう。しかもけしてたかく飛び上がることがない。子どもではないのだからここにあるのは偏執的な繰り返しだろう。マレイが不気味に任務遂行的なシンバルワークを聴かせるのも退屈。 ディスク: 2 1.レナ (Alt.take) ディスク2の「レナ」のオルタネイトテイクは、テイラーが持てるアイディアを総動員してライオンズのサックスを鼓舞しつづけ、リズムを積み重ねては惜しげもなく棄てていく躍動感溢れるアンサンブル。このトリオの良いところが出ている聞き物だ。それでこそマレイのバスドラも萌えるってモンだ。こりゃ踊れます。音域は狭いがその分緻密に折り重ねられた一寸先は闇の名演。10分過ぎからのテイラーとマレイの掛け合いには何百個の創造的瞬間が仕込まれていることか。爆弾が降り注いで、忘れた頃に爆発する。鳴りやまない機銃掃射がある。これはもう人の死なない戦争だァ !! 2.D.トラッド,ザッツ・ホワット 20分を超える熱演だが、テイラーの手癖っぽいフレーズと符で割ったようなピアノがなんとも自慰的である。旋律もリズムも退屈。きっとこの人が現代音楽家に鳴らずにジャズに進んだのはメロディー・メイカーとしての自身がなかったからではないか。14分30秒過ぎに思い出したように再登場するライオンズも場違いこのうえない。マレイのドラムズはがんばっている。まあどんなにやってもリズム隊でしかないのがこの人の哀しいところだ。まるでカルロス・サンタナみたいな境地だが、サンタナのは色気もあるしチャーミングにリズムを呼ぶんだよ。オレは全部聴いたが、忙しい人は聴く必要ないと思われる凡演。フリー・カラオケ・ジャズ。 3.コール (Alt.take) 雰囲気ゴリ押しのただ見つかったからいれとけテイク。 4.アンタイトルド・サンプル これにいたってはなぜ聴いているのかも判らなくなる駄演。長すぎる。聴き手を小馬鹿にしたタイトル。 ディスク: 1 1.トランス 2.コール 3.レナ 4.ネフェルティティー1stヴァリエーション 5.ホワッツ・ニュー 6.ネフェルティティー 2ndヴァリエーション ディスク: 2 1.レナ (Alt.take) 2.D.トラッド,ザッツ・ホワット 3.コール (Alt.take) 4.アンタイトルド・サンプル
by maru-eo
| 2005-08-27 13:20
| JAZZ
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