五十嵐一生 1995
マイルス大好きのトランペッターの2作目フルアルバム。プロデュースは本人とセイゲン・オノ。こういうこだわりからもいわゆるジャズ屋さんとは違ったものを感じさせる。ミニアルバムとかを出た当時に買った覚えがある。ちょっと前にパクられてたよね。クスリで。
音は楽器(マーチン・コミッティー+ハーマン・ミュート)からしてマイルスと同じなのだが、でもそれはレスポールを弾けばジミー・ペイジだろみたいなむちゃくちゃさがあると思う。すくなくとも聴けばマイルスじゃないなとは判る。ウォレス・ルーニーじゃないなとも。自分のタイム感をもっているから、7分とかでも長く感じない。
オープンで吹くガーシュインM2はイマイチ焦点が定まらない印象。M3ではサックスが覚束ないフレーズでかまわず吹く気持ち悪いココチヨサ。自己演出の仕方を知っている人だろうから、いろいろと大変そうだ。
1.LIGIA
2.マイ・マンズ・ゴーン・ナウ
3.
イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー
4.
シーン 1
5.スウィート&ラヴリー
6.
ボッサ・フォー・トム
7.シーン 2
8.ザ・バザード・ソング
9.ブルー・モンク
10.キャッチ・ザ・ウィンド