「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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ダビデ・ワン/イケメンボクサーズ・オブ・ザ・リング なる興行を観に後楽園ホールまで行ってきた。大学時代にホールの外でビラ配りをしたことはあるけれど、なかに入るのは初めて、ボクシングを生で観るのも初めて。これはいただいた資料によると 「イケメンボクサーを大勢集めて、若い女性ファン層を拡大させよう ! 」という業界内の有志による斬新な企画です 観たのは第3試合から。男子にとってはイケメンであるかどうかなんてのはどうでもいいのだ。でもこういう風に興行を盛り上げようという業界内の努力はとてもすばらしい。ちなみにダビデはあの彫刻にもなっているダビデ像=DAVIDのこと。7割くらいの入りの会場にはたしかに日常生活では出会わない若いギャルがかなりいました。 試合はけっこう地味目で、日頃TVで観戦しているPRIDEやらK-1みたいな華やかさはない。プロレスのような強烈に会場と一体になったような盛り上がりもない。それがとても新鮮でした。 なにしろゴングが鳴って試合が始まるとじつに静か。パンチの度にボクサー自身が吐く「シュュ」という声が聞こえるくらい。セミファイナル前まではかなり静かに人と人との殴り合いを鑑賞した。いやあ、ボクシングというのはようするに殴って殴られるスポーツなのだ。それが目に見えないダメージとなって選手の身体に蓄積されるが、観ている方としてはただただ殴られ、そうして殴る、と。蹴りも寝技も投げ技もないっていうのは、なんともサディスティックなスタイルである。それこそローマの時代から始まり、ラルフ・エリソンが書いた(と寺山修司が書く)黒人同士のほとんど殺し合いに近いどつき合いと基本的には変わらないのだろう。 おもしろかったのは、なかでもイチオシらしい「ジャニーズ系」と呼ばれているらしい清水智信くん24歳が増田稔31歳とやったセミ・ファイナル。これ試合はほぼ一方的に清水君のものでひたすら殴られるイケメンじゃないらしい増田さんという内容。でその試合中ずっと口に手をやって増田さんに声援を送っているおっさんがひとり。それが「ジャブ、ジャブ」、「効いてるぞ、効いてるぞ」、「アッパー、そこでアッパーいけるよ」といったようなじつに親身なものであった。ヤジじゃないンだ。相手のことはただ倒すべき対象でしかない。つまりはすごく遠くにいるセコンドみたいな者で、試合開始から終わりまでずっと声援がとぎれない。 清水君は人気者であるが故にラウンド毎に応援団みたいのがコールをする。会場のある部分がみんなで声を合わせて「シ、ミ、ズ ! 」みたいなことをいう。おっさんはそのときは無言。ただ汗を拭きながら待っている。で、ラウンドが始まるとまた「ワン、ツーだよ、そこアッパーいけるよ」とやる。会場の客も初めはにぎやかなおっちゃんがおるで、みたいな感じだったんだけど、徐々になぜ自分は増田さんを応援しないのか、と不思議に燃えてきたりする。おっちゃんの解説聴きながら試合を観てるようなものなんだもの。おっちゃんしまいには「もっと気合い入れたパンチ出せよ」とか言う。会場からはそうだよ、そんなんだ、という無言のノッカリがある。こうなってくると増田さんのパンチが一発でも入ると「おおー」なんて言って、ワン、ツーでも入ろうものなら手を叩いちゃう。そうだ、増田まだまだいけるぞ、なんて言っちゃったりして。もちろん、おっちゃんと同系統の人も他にいて増田さんが攻勢になると「清水、こらボディ、ボディ」とやる。おっちゃんは「増田、増田 ! 」。 結局、増田さんは6回でタオル投入、敗れたワケだけど、もうみんな拍手拍手。勝ったやつは勝ったところで終わるけれど、負けた方はそっから始まるナニカがある。みんなそれにたいして拍手する。なんとも記憶に残る一戦となりました。アリガトおっちゃん、そして増田さん。ナイスファイトでした。 で、良い感じに会場が暖まったところでファイナル。和宇慶勇二という23歳(ワタナベ。ジム)と金山晋司35歳のたたかい。入場から「ユウジ、ユウジ」の歓声で試合中も「キモチイイのを入れちゃってくださいよ」などと金髪の和宇慶に声がかかる。 と観ていればだ。金山のいいパンチが一発、スパンとユウジの顔に。それでコロっといってすぐ立ち上がるもTKO。金山の勝ち。1ラウンドの出来事。会場内の一部は立ち上がって「金山ー」の声とともにスタンディング・オヴェーション。それ以外の人たちは早々に席を立ちましたとさ。
by maru-eo
| 2005-08-30 03:04
| スポーツ
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