本田美奈子 2003.5.21
いろいろ大変みたいだけれどゆけゆけホンダミナコ。ポップス歌手・アイドルから転身していく人はおおいけれど、しかもそれは歌いつづけていく意志のある人にはある程度必然であると思おう、この人はそのわかりやすい例の一人になるかも知れぬ。クラシック音楽家のほうからポップへの参入というかなだれ込みもあるけれどもそれよりはずっと正しく上昇的だ。
おおくは日本語で歌っている。ケルト風、鼓笛隊風等アレンジもポップに多彩である。ニッポン語というところでもう「ヤダ」なんて人イルカも知れないけれど、そんなけちくさいこといいなさん名。元ちとせのインディー盤のように大きなステップへの一歩となるか。出色の果敢な試みと受け止めた。
1.流声(井上鑑)
2.アヴェ・マリア(カッチーニ)
3.私のお父さん オペラ「ジャンニ・スキッキ」より(プッチーニ)
4.タイム・トゥー・セイ・グッバイ (サルトリ、カラントット&ピーターソン)
5.美しい夕暮れ(ドビュッシー)
6.ヴォカリーズ(ラフマニノフ)
7.グリーンスリーヴス イングランド民謡
8.ジュピター 組曲「惑星」より(ホルスト)
9.私を泣かせてください オペラ「リナルド」より(ヘンデル)
10.シシリエンヌ(フォーレ)
11.ニュー・シネマ・パラダイス 愛のテーマ(エンニオ・モリコーネ)
12.タイスの瞑想曲(マスネ)
13.アメイジング・グレイス(ニュートン)
14.ベラ・ノッテ映画「わんわん物語」より (ペギー・リー&ソニー・バーク)