「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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『陰陽師Ⅱ』 評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆ 私たちは昔からお気楽でした、といういかにもニッポンの物語の第2弾。 または、マンガ的創造力をいかに映画に封じ込めるかの、やる気と才能のなさ過ぎる試み第2弾。『1』よりもスペクタクルのスケールはデカイが、演出は前と同じく最低。役者のレベルはとても下がっている。 あいかわらず今井絵理子は素晴らしいはまり具合。眉毛をのぞいて。同じく相変わらず全く才能の感じられない演出はカクレンジャー並みといったらカクレンジャーに失礼か。鬼のモチーフとメイクは良い。「どうやらおれはふれてはならぬものにふれてしまったようだ」まさに。 前もそうだよ。フカキョンはフカキョンのまま。体はたぶん違う人なのだろうが。まったくやる気が感じられません。 「このチチもおうた。」=このオレも「会った」 「ときがすぎれば全ては幻」=うーん、まさに 「お前にナニがわかるのだ」=そのとおり。 「目を覚ませ。神など操れるものではないのだ」=そうなのだが・・・ 演出も本もクソだが、プロット自体は悪くない様に思う。いかにもニッポン的なお話である。演出的に問題がありすぎていちいち挙げてられないほど。スタジオで別々に撮った画を合成したのでしょうか。ふつうあそこまで横に並んで立たないだろう。重なってるしさあ。 陰陽師的には、中井貴一は真田広之より数段落ちる役者って事はわかる。 しょうもないスーパーフラットな画面のなかで、伊藤英明も良いはまり具合。それにしてもこの人目が美しすぎて怖いくらい。はまっていても「当たり役」にはならないところが悲しい。マンサイは本人も言う様にただのお仕事ですから。今井絵理子(の役・蜜虫)だけが正しい奥行きを示し得ている。
by maru-eo
| 2004-09-29 23:14
| 本・映画・芝居
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