嗚呼、暖かきハルウララ。
商を捨て、街へ出よう!
もちろん、目当ては春の食物採取!!
戦利品は「つくし」と「タンポポ」と「ヨモギ」、それに「ノビル」である。
つくしは「はかま」と呼ばれる部分を取らねばならない。これが、存外面倒で爪の間も土だらけになってしまうのだが、美味しいつくしを頂くには必要な工程。その後、出汁でよく煮込む。これだけでもご飯のオカズやら酒の肴やらとなり、それなりに美味ではあるが、卵閉じにしてご飯の上に乗せ、親子丼風にして食するのが、美味いのです。ご飯何杯でもいけやすよ。
タンポポとヨモギは、どちらもよく水につけて土気をとった後、天麩羅に。
タンポポは比較的小振りなものを選んだのだが、これは味薄(笑)。
結構大きいサイズの方がいいかもしれません。味自体は仄かに苦味があります。
ヨモギの方は小さい海老も加え、掻揚げ風に。これはかなりお勧めの一品。
風味が抜群にいいんですね~。蕎麦にも合います。
合え物にしましたが、天麩羅がやはり一番具合が良さそう。
ノビル。野蒜と書きます。呼び方は地方によって色々あるようですが、結構メジャーな春の山菜。球根の食感がたまらんとです。酢味噌和えのようなやり方で食しましたが、おひたし、ごま和え、炒めてもいいし、天麩羅でもいけるそうな。
まだまだ春ははじまったばかり。皆様も商を捨てないまでも、商なき日には、街へ出て食物採取に精を出してみては如何か?
投稿:内村亜希子