「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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■歌う世界遺産 オンガクのスバラシサを伝える一枚。伝説的なフォークシンガーの一人ピート・シーガーの17年振りの新作。全て新録音ということだが、ハリのある声はとても80歳のものとは信じられない。ピートが歌い始めたのは1940年のことだ。それ以来、彼は歌いつづけてきた。いろんな場所で、いろんな人に、いろんな気持ちで。フォークというと淡々としていて単純で、メッセージだけは押しつけがましいという印象があるけれど、そういうのはこのアルバムにはまったくない。 ポール・ウィンターとトム・ベイツのプロデューサーとしての見識だろう。おおくの曲でピートの歌とバンジョーやギターを合唱団のハーモニーが包み込み後押しする。 ♪世界は進むだろう 世界は進む、世界は進む 世界は進むだろう、私が去った後も。 これは73年の曲。「それでも船は進む」というイギリス民謡にピートが新しく歌詞を書いた。人にはそれぞれ状況の違いや思うことがある。人や世界や社会に対して自分の思うことを表明し表現することはとても困難なことだ。それをピート・シーガーという人はやってきたし、いまもやっている。歌に込められた明確なメッセージはたしかにここにはあるけれど、それが広い世界や長い時間に通ることで、じつに柔らかいものになっている。ずっと聞いていたくなるアルバムだ。 1. それでも世界は進む 2. 虹の民 3. ヒューディ・レッドベターは並々ならぬ人だった 4. 流れは広い(ウォーター・イズ・ワイド) 5. すべては混ざりあっている(オール・ミックスト・アップ) 6. 黄金の川を下って 7. ワインより甘いキス 8. 田舎ぐらし 9. 歌わずにはいられない 10. 生ごみ(ガーベッジ) 11. くもの巣 12. 昔の悪い時代 13. 時と河の流れについて 14. たそがれどきに 15. 世界中のみんなに 16. 民衆の川(ステンカ・ラージン) 17. セント・ペテルブルグ街道/歓喜の歌 18. 私の愛する茶色の地球
by maru-eo
| 2006-07-01 19:56
| ●○オンガク漂流○●
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