最近TVを見ていて一番面白いのはCMかも知れない。
TVCMはイベント告知、商品の特徴説明、企業のイメージ訴求を行うもの。
いまではなんともよくわからない事態に陥っているCMがたまにある。
これまで英会話教室のCMは駅前留学とか、異文化コミュニケーションとか言ってきた。
それがしかし、会社の上司ともフランクに話せる場としての英会話教室とはねえ。
英会話教室のポジティブな面を大上段から語るのが異文化コミュニケーションというコピーだったとするなら、こっちは現場からあがってきたこぼれ話的なエピソードをそのままCMにしてしまったのだろう。
しかし、NOVAでできる友達関係としては、ずいぶん世知辛いなあ。どう見てもリストラ対象かもしれぬ上司と部下が、それを克服すべく通っている英会話教室で友達関係になるとは、悲しいやら、あまりにもユートピア的やらで、なんともスキのあるCMである。まあ、すぐに打ち切りになるか、こういう路線でいくつかつづくかわかりませんが。
これを、ここに描かれているような状況にいる人々が家でCMを見たとして、翌日の会社での日本語会話はかなりぎこちないものになりそうだ。