河村健吉氏の『自転車入門』(中公文庫・2007)から。
定年退職後に自転車で日本を一周した友人がいる。一五五日かけ八五七〇キロを走破し、動機の仲間は彼の快挙を褒め讃えた。スタインベックは四ヵ月で一万六〇〇〇キロ走ったけれど、わが友の大旅行はこれに比肩する。彼の感想――旅行中に、何のためにと質問されたけれど答えるのは難しかった。人に惚れるのに理由がいるの? 山に登るのに理由がいるの? 美味しいもの食べるのに理由がいるの? これは屁理屈でしょうか。P220ー221
チャーリーとの旅 ジョン・スタインベック/著 竹内真/訳 ポプラ社 2007.3
梅丘・砧・烏山・深沢・鎌田・経堂、中目黒
アメリカとアメリカ人 [平凡社ライブラリー] (443) ジョン・スタインベック/著 大前正臣/訳 平凡社 2002.9
スタインベックを読みなおす 有木恭子/編 加藤好文/編 開文社出版 2001.3
チャーリーとの旅 ジョン・スタインベック/著 大前正臣/訳 サイマル出版会 1987.6
Travels with Charley in Search of America Steinbeck,John Penguin 1980
スタインベック [20世紀英米文学案内] (22) 石一郎//編 研究社出版 1967.8
チャーリーとの旅 ジョン・スタインベック//著 大前正臣//訳 弘文堂 1964.5