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「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。 批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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国鉄職員だった詩人。 『金八先生』で紹介 浜口国雄詩集 著者名 浜口国雄著 武井昭夫編集・解説 中村慎吉編集・解説 出版社 東京 土曜美術社 出版年月 1983.7 価格 980円 ページ数 208p 大きさ 19cm シリーズ名 日本現代詩文庫 8 日本語で書くアメリカ生まれの詩人アーサー・ビナード氏が今日(10月24日)の『視点・論点』(NHK)で紹介していた詩人。 高木恭造は青森の詩人(1903年10月12日-1987年10月23日)。 ドンドロ、鰊(ニセ)。すごく短い番組の中ではじめて聴く発音や音、言葉がたくさんあった。 アーサー氏の話し方は、日本人よりとても丁寧だ。 ヤマカガシの腹のなかから仲間に告げるゲリゲの言葉 草野心平 痛いのは当り前ぢゃないか。 声をたてるのも当り前だらうぢゃないか。 ギリギリ喰はれてゐるんだから。 おれはちっとも泣かないんだが。 遠くでするコーラスに合はして歌ひたいんだが。 泣き出すことも当り前ぢゃないか。 みんな生理のお話ぢゃないか。 どてっぱらから両脚はグチャグチャ喰ひちぎられてしまって。 いま逆歯が胸んところに突きささったが。 どうせもうすぐ死ぬだらうが。 みんなの言ふのを笑ひながして。 こいつの尻っぽに喰らひついたおれが。 解かりすぎる程当り前にこいつに喰らひつかれて。 解かりすぎる程はっきり死んでゆくのに。 後悔なんてものは微塵もなからうぢゃないか。 泣き声なんてものは。 仲間よ安心しろ。 みんな生理のお話ぢゃないか。 おれはこいつの食道をギリリギリリさがってゆく。 ガルルがやられたときのやうに。 こいつは木にまきついておれを圧しつぶすのだ。 そしたらおれはぐちゃぐちゃになるのだ。 ふんそいつがなんだ。 死んだら死んだで生きてゆくのだ。 おれの死際に君たちの万歳コーラスがきこえるやうに。 ドシドシガンガン歌ってくれ。 しみったれ言はなかったおれぢゃないか。 ゲリゲぢゃないか。 満月ぢゃないか。 満月はおれたちのお祭ぢゃないか。 ********************* クサノシンペイ『底本 蛙』より。 このあいだお酒を飲みながら「ジブンもいつ死ぬかわかりませんから」と言ったら、ソンケイする先輩に「ナニヲイッテヤガル!?」と言われました。 またある時、というか何度も、ソンケイする上司に「ジブンが死んだらセカイも終わるのだ。私は死ぬまで生きるだけ」と言われます。 オレはこういう人たちに会うために、生きているのだなあ、と思います。 ニッポンの詩人たち 谷川俊太郎 作 あのひとが来て 長くて短い夢のような一日が始まった あのひとの手に触れて あのひとの頬に触れて あのひとの目をのぞきこんで あのひとの胸に手を置いた そのあとのことは覚えていない 外は雨で一本の木が濡れそぼって立っていた あの木は私たちよりも長生きする そう思ったら突然いま自分がどんなに幸せか分かった あのひとはいつかいなくなる 私も私の大切な友人たちもいつかいなくなる でもあの木はいなくならない 木の下の石ころも土もいなくならない 夜になって雨が上がり星が瞬き始めた 時間は永遠の娘 歓びは哀しみの息子 あのひとのかたわらでいつまでも終わらない音楽を聞いた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2003年の『夜のミッキーマウス』から。10年近く前に書いたもの、その年に書いたものが収められた、いづれにせよ、不惑をとおに過ぎた詩人のことばたち。うつむく青年に語りかけたかつての青年もいまはもう十分に年を取った。 彼の詩の世界はたぶん「つながり」という鍵言葉で考えることが出来るかも知れない。「二十億光年の孤独」も、その距離を感じることが出来るからこそ、孤独も生まれたのだろう。 いつまでも若々しいベテランの詩人がいま書くのは、大きな流れや主題の変遷はあるけれど、そのうちにはかならず身近な人とのつながりが描かれている。 彼のそうした表現者としての歩みは政治や、新聞や、思想の言葉と違ったところで、オレたちを取り囲む世界や状況の変化と、おなじくらい変わらないものを感じさせてくれる。 変わるもの、変わらざるを得ないもの、変わらなくてもよいもの、そして変えることができないもの、そうしたいろいろなものに取り囲まれて、オレたちは生きている。 彼はいま自分の死を思っているだろう。それでいてなおもつながりの瞬間を描くだろう。そうしたことは、ひとりの詩人のなかで言葉やイメージや依拠するものを変えながら、けして変わらずに求められている。 オレはそういう彼の詩を読んできたし、これからも読んでいくだろう。自分よりも何歩も先を行く、そしてそのままいつかいなくなるひとの言葉をたとえ一度も会ったこともなくても、身近に感じながら、取り巻く世界と、孤独を感じる自分の現在位置を確認しよう。
火を焚きなさい (1993) (前略) 人間は 火を焚く動物だった だから 火を焚くことができれば それでもう人間なんだ 火を焚きなさい 人間の原初の火を焚きなさい やがてお前達が大きくなって 虚栄の市へと出かけて行き 必要なものと 必要でないものの見分けがつかなくなり 自分の価値を見失ってしまった時 きっとお前達は 思い出すだろう すっぽりと夜につつまれて オレンジ色の神秘の炎を見詰めた日々のことを 山に夕闇がせまる 子供達よ もう夜が背中まできている この日はもう充分に遊んだ 遊びをやめて お前達の火にとりかかりなさい 小屋には薪が充分に用意してある 火を焚きなさい よく乾いたもの 少し湿り気のあるもの 太いもの 細いもの よく選んで 上手に組み立て 火を焚きなさい 火がいっしんに燃え立つようになったら そのオレンジ色の炎の奥の 金色の神殿から聴こえてくる お前達自身の 昔と今と未来の不思議の物語に 耳を傾けなさい 「びろう葉帽子の下で/山尾三省詩集」(1993年、野草社刊) 『海としての信濃』(深夜叢書社・昭和60)より書き抜き ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 南無 夏の都の芝生も見えぬはやい無明は すっぱい曼荼羅をかかえて飛んでくる 窓辺にさらりと紫の方陣をひろげる 壁の奥からあて名のあやしい信号 雨をまつはとに似るよがり声のフォルテ またたく縦列はなぜ聖となりえないのか 椎の木のうえに麦いろの陽があった すきとおる蝉を軍帽にとまらせていた 一をまもれと一が語っていた 人は名詞でなく死ぬは動詞でないゆえに 九段 飯田橋 曲がりくねって昨日の空 おうい そのぬるぬるをひもでしばって 否定のあちら側まで売りにいこう 歯車入りちり紙サラドよ 南無八月胎蔵界 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 未生 一度だけ飲まされた乳をおまえは吐きだした 流れにひたしてはりつけた紙のすきまから ほっぺたをよごしてオトギリソウの花へ からす瓜よりちいさい心臓を太鼓にして 谷をくだる足音を追いたてていた 月がだらりと垂れ ぶなの森が逆だちした 描きがけの蝶は光りのない羽をあわせる うしなわれた全天恒星図のN点をもとめて おまえはあった おまえはなかった だれも見ていないのに人間全部が見る風景 網のように高くほされた極相は進んでやまぬ 殺された王の数と海にしずんだ町の数 とんびに襲われた地蜂の数はみなおなじ それがわかっておまえは泣いた ぼくはかきとめておこう 世界が 毒をのんで苦もんしている季節に ぼくが犯した罪のことを ふつうよりも すこしやさしく きみが ぼくを非難できるような 言葉で ぼくは軒端に巣をつくろうとした ぼくの小鳥を傷つけた 失愛におののいて 少女の 婚礼の日の約束をすてた それから 少量の発作がきて 世界はふかい海の底のようにみえた おお、そこまでは馬鹿げた きのうの想い出だ それから さきが罪だ ぼくは ぼくの屈辱を 同胞の屈辱にむすびつけた ぼくは ぼくの冷酷なこころに 論理をあたえた 論理は ひとりでにうちからそとへ とびたつものだ 無数のぼくの敵よ ぼくの過酷な 論理にくみふせられないように きみの富を きみの 名誉を きみの狡猾な 子分と やさしい妻や娘を そうして きみの支配する秩序をまもるがいい きみの春のあひだに ぼくの春はかき消え ひょっとすると 植物のような 廃疾が ぼくにとどめを刺すかもしれない ぼくが罪を忘れないうちに ぼくの すべてのたたかいは おわるかもしれない ----吉本隆明「ぼくが罪を忘れないうちに」〈思潮社版〉 カリマコスの頭とVoyage Pittoresque Ⅰ 海へ、海へ、タナグラの土地 しかしつかれて 宝石の盗賊のようにひそかに 不知の地へ上陸して休んだ。 僕の煙りは立ちのぼり アマリリスの花が咲く庭にたなびいた。 土人の犬が強烈に耳をふつた。 千鳥が鳴き犬が鳴きさびしいところだ。 宝石へ水がかかり 追憶と砂が波うつ。 テラコタの夢と知れ。 Ⅱ 宝石の角度を走る永遠の光りを追つたり 髪と英雄とを求めてアイスキュロスを 読み、年月の「めぐり」も忘れて 笛もパイプも吹かず長い間 なまぐさい教室で知識の樹にのぼつた。 町へ出て、町を通りぬけて、 むかし鷺の鳴いた森の中へ行く。 重い心と足とは遠くさまよつた。 葉はアマリリスの如くめざめて 指を肩にささやく如く、あてた。 心は虎の如く滑らかに動いた。 ああ、秋か、カリマコスよ ! 汝は蝋燭の女で、その焔と香りで ハシバミの実と牧人の頬をふくらます。 黄金の風が汝の石をゆする時 僕を祝福せよ。 詩集『Ambarvalia』から ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 秋の夜に雨がふっております。この詩がなにを言っているのかと問うことに意味があるとは思われない。J・Nの詩はどれもそうである。でも、もし意味ナイのを承知で一言で言うとするならそれは ああ、秋か、カリマコスよ ! であり、もう一言つけくわえれば 僕を祝福せよ である。で? なんて訊くな。そういう気分なの。 ※ピトレスク 3 [(フランス) pittoresque] 絵のように美しいさま。画趣に富んでいること。
大きな大きなめぐりが用意されてゐるが だれもそれとは氣づかれない 空にも 雲にも うつろふ花らにも もう心はひかれ誘はれなくなつた 夕やみの淡い色に身を沈めても それがこころよさとはもう言はない 啼いてすぎる小鳥の一日も とほい物語と唄を数へるばかり しるべもなくて来た道に 道のほとりに なにをならつて 私らは立ちつくすのであらう 私らの夢はどこにめぐるのであらう ひそかに しかしいたいたしく その日も あの日も賢いしづかさに?
『昭和詩史』思潮社 『現代詩人論』講談社文芸文庫 『現代詩入門』谷川俊太郎 中公文庫 『現代詩歌入門』講談社学術文庫 『大岡信詩集 詩とはなにか』青土社 『言葉という場所』思潮社 『詩の思想』花神社 『悲歌と祝祷』青土社 『萩原朔太郎』筑摩書房 『火の遺言』朝日新聞社 『人生の果樹園にて』小学館 『光のくだもの』小学館 『朝の頌歌(ほめうた)』銀の鈴社 < 前のページ次のページ >
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