きみはりかいするだろうか いのちのかなしみ
あしおとがきこえてくる どこかとおくのほしのうえ の
ながくつづくあしあとは だれかがながした なみだのあと だ
なにをそんなかおして えがおをみせな
そこかしこで もののきしむおとがきこえる
おとがうるさくてだれのこえもきこえません
いきている かなしみがひとのかたちをして
いきている なみだをながしながら
とおいとおいこのほしのうえで
いつのまにか うまれていたじぶん
なきながらうまれてきたわたしだから
しぬまえまでには なきやめばよい
なきながらうまれていたじぶんだから
しぬときに わらえばいい
ことばにできない いきているかなしみ を
かかえながら
そのあいだに なんどもわらうことがあるだろう