「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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ぜんぜん関係ないけどコレおもろい。 フリッツ・クライスラー(1875~1962) 19世紀後半から20世紀まで生きたヴァイオリニストにして作・編曲家。20世紀になると録音でいまも聴くことのできるヴァイオリニストがたくさんでた。ハイフェッツ、オイストラフ、パールマン。そうしたヴァイオリニストとクライスラーをわけるものはなんだろう。 録音状態もあるのだろうけれど、クライスラーの弾くヴァイオリンがかもし出すそこはかとない楽しさはなんだ。この鷹揚さ。悲しげなメロディーを弾くとたしかに悲しそうなんだけど、しかしズバッと悲しいだろ、ゴラァってのはない。悲しいでしょ、悲しいでしょみたいな問い詰めるようなのもない。 小学生のときに音楽の授業でテストで「長調と短調の違いを書きなさい」みたいな問題が出た。「明るい・暗い」と書いて正解をもらった。そういうことじゃねえんだとクライスラーは言っているような気がする。そういう長とか短とか正解とか間違いとか、そういうことじゃねえんだな。そういうんだと美しいとか美しくないとか、そういうことがわからない。 なんとかコンクールで優勝とか、ストリート系とかそういうことをいっていると、もうクライスラーが弾いたみたいなヴァイオリンは聴けない。 でもだからといって音源が残ってて良かったねとも思わない。彼の音楽がワルツとかジャズとか言われるのはわかるが、いまの僕らがそのときのウィーンを知っているとも思えない。 問題はいまこうして聴こえてくる音をどういま聴くか。〈愛の悲しみ〉の、この悲しげな感じと、この終わりの一音をどう結びつけるか。この豊かさをどう受け止めるか。この「喜び」をね。無視するには惜しい余剰にして残りものを。
by maru-eo
| 2005-03-18 00:34
| クラシカルM
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