「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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「ノラ」(at 世田谷パブリックシアター)初日を観てきた。今日から21日まで休みなしで公演がある。 イプセンの「人形の家」をいまの時代に当てはめたらどうなのだろうか、とドイツの演出・脚色のトーマス・オスターマイアーがシャウビューネ劇場のレパートリーに入れてやっているもの。向こうからセットというか現代的ロフトの立て込みも持ち込んで(?)熱演している。ネタばれですけども、ラストは現代的かどうかは別としてかなり思い切った結論をあたえています。 全体的にニッポン人の観手の感じでは「現代」というよりも80年代っぽいノラでありヘルマンである。個人的にはフラッパーという言葉を思い出した。かなりハジけた日常を送る若夫婦。子どもは3人いるのだがイマイチ子育てしている感はない。お手伝いさん(アフリカから来た!)がおり、毎日同宅を訪れる若い医者の友人と旦那の仕事=銀行の頭取(どっかの原作解説によれば「信金の支店長」クラスだろう、とある)の関係のクビ切られ男とその男とかつてすったもんだあり・かつノラの友人の女性が登場人物のすべて。 立て込みのバブルっぽい感じになんとはなしにマクバーニーがやったエレファント・バニッシュを思い出した。これがどれだけ現地ドイツで受け入れられたかは不勉強にしてわからない。パブリックシアターの松井プログラムディレクターがポストトークで語ったところによれば、世パシアターが掲げている「レパートリーの再創造」というテーマの流れで「レパートリー公演」を行っているシャウビューネ劇場のプログラムを迎えたとのこと。 劇中でかなり思い切った楽曲の使用がある。Gファンクからレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ラストにはオルタナ系の女性シンガーソングライター系の歌がかかる。同じポストトークで我等が芸術監督マンサイ氏はヘビメタといっていたのはヒップホップのことだろうと思う。総じて現代にレパートリーシステムを導入している欧州ドイツのシアターでイマかかっている演目を世田谷にひっぱってきたというものだろう。ひっくるめてどうなのか。 普通に観れば一般A席5,000円。B席3,000円。字幕の見えづらいジャーマン(G)シート(席)4,500円はいいとして、学生A席4,000円。2演目通し券 A席7,500円/B席5,000円/ジャーマン(G)シート7,000円、学生ペア通し券 10,000円(A席を二人で二演目)という価格設定。 公演としては良し。ただ「人形の家」の「現代版」としてみるといろいろと感想はありそうだ。世パシアターでやるということについてはまあ松井氏の説明で納得できる。 ポストトークから野村萬斎芸術監督の発言を適宜勝手に編集して引いておきます。以下の編集・文責は○にあります。苦情、質問はコメントでお願いします。できる限りお答えいたします。 自分も結婚9年目、子どもも2人いるということで身につまされた。身体をはった演技と炸裂するヘビメタを感じてもらえたのではないか。シンプルな舞台であるだけに角度が変わるだけで面白いと思う。(注:舞台が回る) レパートリーシステムをとっているだけあってチームワークが感じられた。役者のハイテンションに驚いた。現地ドイツでは休みなくかかっているということだが、世界をまわるとなれば観てもらう人がいなくてはならないと思った。 いろいろな解釈ができる、テイストを残す、観手のイマジネーションに訴えかけることは大事。 シナリオを時代によって変える、あるいはオリジナルのままでやる、両方あっていいと思う。伝統の上に立ち本も演出もそろった上でやる狂言の世界からいうと自由にできてうらやましい。どんどんおやりなさいと思う。 (終盤のヘルマンについて)封建的なところは日本ならあり得ると思うがドイツでもそうなのねと不思議な感じ。自分は気が弱いのであんな高飛車にはころころ変われないと思う。 自分は作品の本質の僕(しもべ)になるという気持ちでやっている。
by maru-eo
| 2005-06-17 23:36
| 本・映画・芝居
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