「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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これまで登場する文脈的に聴いてこなかった人。『東大アイラー』(菊池・大谷 2005)の影響で借りてきた。最近はメンドくさいのでライナーも読んでない。オビには『プレゼンツ・ミンガス』の1ヶ月後のセッションだと書いてある。バックの演奏はふつうぽい。ベースはいい音、ドラムはちょっと所在なさ気ではある。かまわずピアノだけでも突き進みクリエイティヴィティーを絞り出すようなM2。リズムに勝つ黒人的でもなく、そのリズムを人工的に再構築するような白人的えdもないじつにオモシロいピアノっぷり。成層圏内で大気に巻かれてもがくようなM3には本邦が誇るナカジマミユキの「ファイト!」を捧げたい。はがれ落ちるいかにもピアノ的なメロディーの美しさにときにハッとする。そうそうジャズだってピアノはピアノなんだよ。キース・ジャレットなんかがこれとはちがったもっとわかりやすい行き方で至ったところにこの人はまっとうにわかりにくくジャズ的にアプローチする。 クラスター、クラスター、クラスターのM4。こっちはメロディーを殺してでも力やスピードをとりにいく。メロディーは死んでも音色は美しい。60年といえば「現代音楽」まっさかりだ。「現代」のほうが理で脳みそで音楽を作ることにかけたならば、こっちは肉体が自然に求めた結果なのかもしれない。クラシカル音楽の流れを引く「現代音楽」にあって「ジャズ」にないものはなにか。それはきっと休符だろう。巻物を読むように(実物としての「譜面」があろうがなかろうが)すでに実際に世界に響く前から響いているところを見通して生み出される現代音楽では「無音」も「音」のうちである。「休み」も「動いている」うちだ。そうした意味で鳴らさなくなったジョン・ケージのようなわかりやすい天使のような白痴性をオレは好きになれない(のだが、その代わりをクセナキスという人がやってくれたと思っているからまあいい)。さて、そういうキレイな整然とした世界にくらべるとなんと、ジャズの近くにあること! 3次元と(正確には4次元か)2次元の違いといった気さえする。コムツカシさも込みの映画と紙芝居の違いというか。だからジャズは必要なんだ。 ニッポン人のやるフリージャズってのはここに元があるのかも、と。白・黒はっきりしないところから始めること。問題はそれでいてオモシロいとかセシル・テイラー萌えみたいな個人名付きの魅力或スタイルを提示できるかなンだ。たとえば佐藤★彦に近いがこっちの方がパワーが溢れている。それだけ多くのものとたたかっていたのではないか。まつわりつくものを振り落としながらそこになにがのこるか、のこったものがここにある。山下洋輔みたいなのはここに情緒がくわわるような感じか。 シェップ参加の2曲についてはちょとまてください 1.エアー 2.ジス・ニアリー・ワズ・マイン 3.ポート・オブ・コール 4.E.B. 5.レイジー・アフタヌーン
by maru-eo
| 2005-07-13 21:31
| JAZZ
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