
フランク・シナトラ 1984
クインシー・ジョーンズのべっちんプロデュースによるシナトラ。音だけ聴いていると、歌と演奏を別の時代に録っているようだ。歌と演奏が拮抗しすぎで、もう少し歌にあわせて欲しい。オオモノ・プロデューサーというのはこうしてのし上がるんだなあ。
クインシーのオト作りはかなりジャズ的で、シナトラのような歌いきるタイプとはどっか合わないのではないか。ずっとソンケイしていたというマイルスの最後のライブになかなか感動した者からすると、もうちょいと、メインに応じたオト作りをしてもらいたい気がする。
シナトラが年取って、リズムとハーモニーに負けているだけだ、とも言えないこともないけれどもねえ。
1.
L.A.イズ・マイ・レイディ
2.ベスト・オブ・エヴリシング
3.君に捧げるメロディ
4.
今夜教えて
5.イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー
6.
マック・ザ・ナイフ
7.リアル・シング・カムズ・アロング
8.ストーミー・ウェザー
9.もしも君がいなければ
10.100年の想い
11.
君さりしのち