「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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森山良子の『今、思い出してみて』(1992)を聴く。 倉本聰作詞・本人作曲のタイトル曲含む全13曲。 過日、世田谷区民会館で彼女のコンサートを観たが、その恐ろしくチャーミングな個性にとても驚いた。トークでは「登山すれば雨や吹雪ばかり」としつこく実例を挙げときながら「でもまた登っちゃう」と笑顔。他人のことはあまり気にならないタイプの典型。 デビュー30年ほどを経てつい先頃「夢だった」ジャズヴォーカルのアルバムを出した。父はジャズトランペッター、おじさんのティーブ釜氾(ムッシュの親父)は有名なヴォーカリスト。 たんなるベテランの趣味かと思って期待もしていなかったが、赤いドレスで披露したスタンダードはいづれも巧い!と同時に個性ある高音をうまくジャズとして使っている。たんにジャズ曲を歌いました、という次元を越えて実に味があり聴かせる。巧いというより、自分の歌声をわかっている人のジャズになっていて、まさに森山良子のジャズヴォーカル。特に緊張感あふれる「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」は泣くほど素晴らしかった。 最近のリリースのシングル「ことばは風」なんかを聴くとよく分かるが、伸ばしても異常に弾力のある高音が持ち味。アドリブになると息子の直太朗とほとんど同じ歌い方になるのも発見。多くの曲を自身で作曲しており、そのメロディーは歌声とあいまると忘れがたい印象を残す。コンサートラストにはC・チャップリン作曲の「エターナリー」をオルゴールをマイクにあてながら歌ったが、これがまた素晴らしい。翌日もずっと頭の中で鳴ってました。 総じて、自分の歌声をよく分かっている。伊達に沖縄で島巡りコンサートしたり、30年以上もアコギを抱えて歌ってきていない。 「デビューしたときは男の子のファンが多かったが、次第に減りコンサートには女性ばかりになった。ところが最近、男の子たちが戻ってきてくれている。このコンサートもそんな昔の男の子たちが企画してくれました」。自然な笑顔がとても良い。エピソードもとても良い話。 こういうことをコンサートの終わりに言える人が他にいるだろうか。主催者殺し。 というような体験からすると、『今、思い~』はおもしろくない。曲もマイナー調が多く古くさいし、つぶやくような音域の狭い曲ばかりで森山良子の魅力は味わえない。倉本の他に、阿久悠、山川啓介、中島みゆき、谷山浩子なんかが作詞・作曲で参加しているが、そういう豪華な企画だったのだろう。 とはいえいまではアマゾンでも買えないみたいなので 「エターナリー」、「ことばは風」、「涙そうそう」も収録で、ジャズ曲も聴ける『ことばは風』 がオススメだ。「今、思い出してみて」も入っている。
by maru-eo
| 2004-08-04 20:43
| 「Jポップ」を擁護する
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