「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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「ひとつだけ言えることを見つけたよ。この町の若者は黄金の精神を持っているということを」 (漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部 ジョセフ・ジョースターの言葉より) まずは彼女の金メダル戴冠を素直に喜びたい。 荒川静香選手、おめでとうございます。 記録尽くしであり、尚且つ劇的このうえないサイドストーリーは他でも数多く語られていることであろうから、それはさておきこの事柄は現代日本において「お祭り騒ぎ」を超えた何かを、私たち日本人に感じさせるものだった気がする。 印象的だったのは、金メダル確定直後の荒川選手が「ただただ楽しもうと思って滑った」と語ったことに対し、元フィギア世界女王でありテレビ解説を務めていた佐藤有香さんが「あらゆる条件をクリアした者だけが『楽しむ』資格を持つことができる」と返していたことだ。 今回の五輪において日本人選手からはバカのひとつ覚えのように「楽しむ」「楽しめました」という発言が大安売りされていた。 荒川選手を除くすべてとは言わないが、彼女に比べその言葉を発する選手たちのなんと脆弱に見えることよ!おそらく、それは同時に日本人ひとりひとりへ向けられた反面教師でもある。 荒川選手は、トリノを目指すと決意した時点から金メダルを獲得する最後の瞬間まで徹頭徹尾「勝つコトワリ」を着実に積み上げていた。 個々の技のレベルをひとつひとつ丁寧に研鑽し、コーチを変え、曲目を変え、完全に自分をコントロールしたのだ。あくまで冷静に。されど情熱的に。 精神の強さ。 その強さに伴う美しさ! 彼女は昨今珍しい「大人」であると思う。 日々の糧を得る生活を見渡せばホリエモンを代表する子供じみた起業家がもてはやされ、どう考えてみても胡散臭いメールに右往左往する議員センセイの方々。心を潤す娯楽世界はお伽噺やマンガのごとき物語たち、ジャニーズ?ハロモニ?年端もいかぬ「性」少年少女に踊らされていると感じる自分がいる。 大人が楽しめるものは本当に少ない。 というより、思いつかないよ。 かく言う私も含め、若者にとって真に大人になるということが、どのようなものなのか、ほとんど分からなくなってきているのだろう。 たぶん、それは己が力で何かを乗り越えようとすること。 そして、乗り越えること。 その条件をクリアして、はじめて『楽しむ』という本当の意味が見えてくるのではないか。 当たり前といえば当たり前のことだ。 しかし、それが当たり前でなくなってきている時代だからこそ、荒川選手の金メダルに今、気持ち悪いくらい反応している私たち日本人がいるのかもしれない。 魅惑のイナバウアー。 流麗なるスパイラル。 何ものにも負けない黄金の精神。 凛として齢を重ねていくことができるのも大人の特権であろう。 今後も荒川静香選手が人生を限りなく楽しまれんことを。 投稿:内村亜希子
by maru-eo
| 2006-02-27 22:53
| スポーツ
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