「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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■楽園を形作る作法 名前に楽園を冠する劇団の芝居を見た。いまどき楽園なんてよっぽどお気楽なココロの持ち主か、耽美なやつにちがいない。 芝居という表現の特徴は、目の前に立っているのがたとえどこからどう見ても人間であっても、犬です、といえてしまうところにあるだろう。そこになにも無くても、カラスが飛んだ、といえばカラスは飛ぶし、ああいま世界は崩壊した、といえば、舞台の上では世界は崩れ落ちるのである。 だが、そのお芝居は思ったよりもずいぶんと明るい世界観をもっている。上記のような芝居感マクロな視点で見た場合だとすると、 主人公は好きな女性に「好き」と言えない男。芝居の主題としては彼がその娘に「好き」と言うまでの逡巡を、 絵に描いてしまうナゾの女を主人公とする入れ子構造。 物語を始めることで、その開始の一点から、一つの宇宙を生むこと。 作家のなかにはうまっく自分の抱えている問題系を別のものにスライドさせていく能力があるらしい。 物語を展開させるというよりは、ズラす。ドラマツルギーは古くさい結ばれない血の繋がっていない兄と妹の恋愛沙汰。 人が死ぬことはないだろう。 二つのハナシは別でいいだろう。 楽園のなかで人が死ぬひつようはない。sこにはきっと人が死ぬほどの物語系はないだろうから。世の中には自分の想像力を発揮したために物語の中で尋常でない数の人を殺してしまう作家もいる。 好きな人に思いを率直に伝えられないといういかにも現代的な不安が、長い他人にまつわる旅を終えた主人公が、伝える、そのために人が二人死ぬ。 おおよそ100年前の恋愛の物語が現代のまったりとした不安を癒す。 しかし、物語は書かれなければならない。たとえドラマツルギーから遠く離れてしまっても。いつか書きまくられた物語のそこかしこに存在していた葛藤を見つけるだろう。隠れていた悲しみや怒りが人を殺すようなことになったときに、そこがまだ楽園であったなら
by maru-eo
| 2006-03-19 12:48
| 本・映画・芝居
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