「定常状態ーを越える」べく 「○」と何人かが音楽全般ほかよろず語り下ろし中!! / 「すべての表現するココロに捧ぐ」べくお送りしています つねに更新中!maru1978eonta@gmail.com!
by maru-eo 生きてく日々のメモ
文脈を参照して内容を割り引くことを「批判」と言います。
批判というと日本では攻撃と勘違いされがちですが、違います。 批判とは、隠されていた前提を明るみに出し、前提を取り替えると成り立たなくなることを証明して見せる営みのことを言うのです。 ●○●○●○●○●○● 宮台真司 07年12月22日 カテゴリ
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TVドラマは今回のクールから各局があからさまな自信作のリメイク(?)を出すようになってきた印象だ。 フジテレビがキムタク・松たか子の「HERO」を月9でやる。で、TBSがやるのが『誰よりもママを愛す』である。 フジに関しては織田裕二の『ラストクリスマス』のような、これがけっきょく当たったのかどうかといえばオレは否定派、一部のプロデューサーによる夢よもう一度的なやり方を反省したのか、キムタク・松の安定した人気、社会派(検事モノ)、一話完結的なストーリーの組み立てやすさという堅実路線をとってきたといえる。こちらは演出が澤田鎌作ということで、楽しみにする。大いに気軽に楽しめる月9を目指してもらいたい。 TBSは日曜9時枠。田村正和主演のいわゆる「パパ」もの。「ウチの子にかぎって」やら「パパはニュースキャスター」とかフジよりももう少し前の時代に属する家族モノである。オレはこっちがいまの時代にどういった内容になって現れるのかに興味がある。かつてのデカイ家に住んで、社会的にもまあしっかりした人たちによるほんわかライトコメディタッチのホームドラマが、ほんとんど暗黒的なといってよいほど不幸せドラマが連発されてきたあとに、どうように可能なのかを知りたいからだ。 プロデューサーは八木康夫、そして脚本は遊川和彦。オレは少なくとも遊川脚本にがっかりした記憶はないので大いに期待する。わけだが、一話だけを見た限りではいささか微妙な印象を持った。 こうしたドラマの場合、家族一人ひとりにどれだけ奥行きを与えられるかが勝負である。なにも深みのある人格とか家族間の葛藤などはのぞまないが、ただ、イマドキ珍しいヨイ家族でしょう?というだけで終わってしまっては、逆にこれまで作り上げてきたTVドラマの栄えある伝統に対して宜しくない印象を与えてしまうだろう。というか、オレの楽しい貴重な思い出によけいな続きをくっつけてくれるな、というのがファンの想いというものだ。 第一話はけっきょく家族の紹介と授業参観で終わってしまった感じだ。なおかつそれぞれの人間的な個性や魅力もイマイチ出ていなかったと思われる。子役の男の子もここ数年現れてきたマジで可愛い男の子役からすると微妙に薄い。タマテツは隣の人の良いおにいちゃん位の役ならいいのだが長男という役所にしてはどうにも弱い。内田有紀もどうである。空手だか格闘技だかという役付けもイマイチ魅力的でないし、仕事もクビになるわ彼氏に逃げられるだわというのはリアルな気がするが、しかしてセクハラに怒ったせいでクビというのはちょいとムリがあるのではないか。 となると、あとは田村正和の年々深まって行くであろう「パパ」の魅力と、伊藤蘭のできるママ振りだろう。とくに伊藤蘭は満を持しての母親役、TVドラマ当番という大いに期待してヨイ要素が強い。 今回は残念ながら順風満帆の船出とはならなかった感は否めない。しかしなんでも第一話というのは本当にムツカシイモノである。最近のドラマは、これはTVに限らずJポップでもそうだけれど、はじめにだけ力を入れる逃げ切り型が多いが、本来、初回というのはこれからつづく大いなる物語のほんの10何分の一である。久々の視聴者が思い出やら身近な夢としてのTVドラマを期待できるスタッフ・キャスト・企画であるだけに、落ち着いたスタートであったと受け止めよう。 いずれにせよ今回のクールは低迷を続けるTVドラマ復権に向けてターニングポイントとなりそうな、作品がいくつかある。各局制作陣にはファンのためにも焦らず、腐らず、堅実に頑張ってもらいたい。期待している。
by maru-eo
| 2006-07-02 22:44
| 「TV」をつけなさい
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